子どもの心に、どんどん疑問が湧いてきて、
もっと知りたい、学びたいと熱望する時があります。
「学び」のスイッチが入る瞬間です。
そうした「学び」のスイッチがしょっちゅうオンになっている子というのは、
当然、そうでない子たちよりも、
よりたくさんの知識を吸収し、よりさまざまなことを考え、
よりたくさんのチャレンジをします。
「学び」のスイッチは、、子どもが何かに出会って驚きと感動を覚えたとき、自然に入るものです。
大人が躍起になって教えようとしなくても、
どの子も、興味と好奇心のスイッチがちょっとしたきっかけでオンになる状態で、生まれてくるのです。
興味や好奇心はどの子も持っているものですが、
よく観察し、疑問を抱き、思考しながら、
それらを大きく膨らせて、発展させることができるようになるには、
身近な大人のちょっとした手助けが必要です。
子どもが「どうして?」という疑問を発しなくても、
子どもが何かを見て、驚いた顔をして見入っていたり、
何度も見たがったりしたときには、直感的に
「これは学びのチャンス!」と感じ取ってあげるのです。
だからといってその場であれこれ退屈な説明を並べてばかりでは、
たちまち子どもの興味はしぼんでしまいます。
一番良いのは、なるべく間をあけずに、
子どもの興味のアンテナに引っかかったものをいっしょに作ってあげることです。
ブロックはそんなときとっても便利な素材ですね。
たとえば、子どもが上ったり降りたりするのを喜んで、
エレベーターに何度も乗りたがるとします。
そんなときは、ブロックを使って簡単なエレベーターを作ってあげるのです。
「どうやって上に上ったり下に下りたりするのかなぁ?」
子どもがそんな疑問を抱いたら、エレベーターの簡単な仕組みを教えてあげます。
エレベーターの動きとは、実は滑車の働きが基本になっていることをご存知でしたか?
幼い子でも、滑車を手で操作するうちに、その働きをきちんと理解することができます。
滑車の働きを体感させていると、自然と、
子どもの作り出す作品が動きのある工夫をこらした作品に変化していくでしょう。
それではブロックを使って、滑車の働きを体験できる『エレベーター』を作ってみます。
※このビデオはダイジェスト版です
「さまざまなことを知りたい」という気持ちが育っていくことでしょう。
さて、エレベーターの建物の部分は作ったものの 滑車の代わりになる車を持っていないという方もいますよね。 それでは次に、簡単に作れるエレベーターを上げ下げする仕組みの作り方をお見せします。
それでは、ブロックの車を2つ使って(1つでもOK)滑車のおもちゃを作ってみましょう。
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それが”作る”ことなのです。
例えば先日テレビで、アフリカの村で井戸を掘る様子を放送していました。 それを見た親御さんが、ブロックで子どもと一緒に井戸を作ってみたそうです。 手を使って作る作業をするうちに、子どもは井戸の仕掛けや水道のない国について また世界の人々の暮らしについて、自ら興味を広げていったそうです。 私はこの話を伺った後、さっそく自分でも井戸を作ってみました。
ストローのレバーをくるくる回すと動きます。 しっかりテープをとめたら、本物の水を少しだけコップに入れて遊ぶこともできます。
テレビを観ている時や、お散歩をしている時など 子どものアンテナに何かがピピッと引っかかるのを感じる時がありませんか? その引っかかることを(ブロックで作ったらどうか?)と考えてみてください。
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