みんなが着いた次の日、私はかねちゃんと一緒に
(かねちゃんストーリーはあとから出てきますのでお楽しみに)
これからやることになっている馬セミナーのために
うちの馬ちゃんたちを調整しておりました。
私はここ一年、雨の日も、風の日も、暑くてたまらない日も
・・・当然そんな日はお休みしまして
でも、マジで、サニーとルナと私自身の特訓の日々でした。
ただ正直言って、、、
うちの馬達がレッスンに使えるようになるなんて
夢にも思えなかった状態だったので、私は根性を出して頑張りました。
(ねえ、あなたの馬貸してよ~)と、頑張って人に頼んでおりました。オッホン
しかし、なんと土壇場になって・・・その馬が借りられない。
大体が、自分の馬を人に貸すというのは
自分の車を人に貸すよりもありえないことなんですね。
こちらで馬やっている人は、一人に一頭という感じで
奥さんとご主人の間でも、自分の馬は人には乗らせないのでした。
ということで、かねちゃんと一緒になって
最後の最後まで、なんとか馬たちをレッスンに使える特訓!!
なーんて、ホントは最後の最後まで、二人で馬で遊んでいただけだった。
私たちが遊んでいると、お仲間に入りたくなっちゃった子どもたちと
お母さんたちがぽちぽちと外に出てきました。
「みんなあ、外に出たら楽しいことがあるから来た方がいいよ~」と
皆様の手をとり足をとり・・・なんつー親切なことはいたしません。
あたくしは来る人はこばまず、来ない人はほっておくという姿勢を
一貫して貫いておりまして、チルドレン大学でもそのモットーを掲げ
お蔭様で商売は大繁盛、、、、 するワケないんです。
でも、この子たちは馬に乗りたかった。
「やるう?」って誘う前からやりたい気持ちが満々でした。

最初からやりたいという気持ちがあれば、このおばさんは 二の腕をたっぷんたっぷんいわせながら、腕を振るって そのやる気を満たしてあげるよう、がんばっちゃいますよー!
だけどさ、やりたいという気持ち・・つまりWILL(意志、精神力、願望、意欲、決意) これがなければ、何かをやらせてあげても、または物だけ与えてもダメだと思うのよ。
やる気がある人には、私の二の腕はいつも出動開始できるよう待機していますが それまでは、このあり余る二の腕をたっぷんたっぷんと持て余しつつ 大人や子どもたちに、やる気が起こるのをひたすら待つのでありました。

しかし、このWILLのメカニズムが私にゃ、よく分からん。
ある人にはある
ない人にはない
ない人には外部から植え付けられない
でも、人のWILLを剥ぎ取ることはできる
WILL(意志、精神力、願望、意欲、決意) この大きさは、人が生きる力の大きさと比例しているように思えます。
そして、人は元々、生きたいと思う心、やる気、気力、好奇心などなど みんな生まれ持っているのではないかと思われますが
知らない間に、人生をカラフルにするそういった気持ちが 人生をモノクロにする、疑惑とか不安とか固定観念などの 濁った心で覆いかぶされ、WILLを強く持つことができなくなる・・・ そんな体質へと変化してしまうように感じております。
さて、子どものWILLを剥ぎ取る手っ取り早い方法があります。
それは彼らが自ら欲する前に、なんでもかんでも与えてしまうことです。
よかれと思って与えていることが、実は子どもたちが将来 WILLを持とうと思っても、泉のようにWILLが湧き出てこない人間に 追い込んでいくことになるのではと、私は大いに懸念しております。
今、大人になった私たちの中にも、(確かに、それでやる気を失ったことがある) と思い当たる人もいることでしょう。
しかし中には、ちょっと失敗したくらいで、WILLがすぐに消える人もいるようです。 そういう人には、「思いが足りん!一人で這い上がってこい!」と 私がその人の親だったら、甘やかさないで崖から突き落としてあげます。
さて、ちょっと前、アメリカのティーンエイジャーのアイドルスターが 両親に彼女の誕生日のためにディズニーランドを貸切にしてもらったことでインタビューされていました。そして
「このプレゼントをしてもらったから、私はしばらくはいい子にしているわ」と、 んにゃろ~っと、平手打ちしたくなるようなことをほざいておりました。
しかしこの子はかわいそうです。 きっと、道端の野花を摘んで貰っても、喜べる感性は失っているはずです。 暑い日に、まなりんにそっと差し出される、氷水に感謝することもないでしょう。
なんたって与えられ続けて、ディズニーランド貸切まで昇り詰めちゃったんだから。
そうそう。
私はまなりんの息子の話を書こうと思っていたのでした。
こんな生意気なアイドル・スターのことなんてどうでもいいことだったんだ・・
ああ、でも、もう書きつかれてしまいましたので
Willパワーがちょっと少ない本日は、しゅるしゅるしゅる~っと
ゴム風船がしぼむように、これにて失礼させていただきます。

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