日の丸を見て、一瞬何を連想しました?
(な、なんだ・・ このブログの主は右翼なのか?)
(日の丸弁当、食べたいな・・)
(君が代が頭の中でこだまするぅ)
(卒業式を思い出すわあ)
などなど
白地に赤丸、たったそれだけのイメージなのに、人が抱くイメージはさまざまだと思います。
そして、白地に赤丸という超シンプルなイメージに、ヒタヒタヒタっと色々な思惑がくっついてきます。
日本の国旗は視覚的にとても強いイメージなので、あくまでも例として載せてみましたが
日の丸だけでなく、私たちは何事にも自分の持つ、思惑という色眼鏡を通して物事を見ていますよね。
でも、色眼鏡を通して作られた自分の世界が心地いい、という人もいると思いますし
しかも、その心地よい世界から出るつもりは、毛頭ない人もいることと思います。
私は違うけど。
しかし、自分がかけている色眼鏡は、敢えて取り外そうとしない限り
なかなか自然にはなくなってくれません。
逆に年をとるにつれて、段々と濃くなっていくみたいなので、気をつけてないといけません。
怖いことには、自分が色眼鏡をかけていることさえ気づかなかったりもします。
更には、自分の色眼鏡という見方が正しくて、人の見方は間違っていると争ったりもします。
私はこの色眼鏡を取る練習を、いつも馬にさせてもらっています。
馬は、私がどんな色眼鏡をかけているかなど、全く気にかけてくれませんので
馬と上手く付き合うためには、色眼鏡を取り去ったマインドの状態にならないといけない。
私の場合は、上手く馬に乗れるようになる、乗馬に興味があるのではなくて
馬から教わることができる、精神性に興味があって馬を始めたので
普通に乗馬をやっている人とは、もしかしたら馬との付き合い方が違うかもしれませんが・・
毎日、馬と接していて思うのは、色眼鏡を外した私自身が一体どんな存在であるか
彼らにはエネルギーで伝わる、私の存在そのものだけが気になるところで
しかも、馬たちはそれを全身で感じ、遠くからでも気づくことができるようです。
人間の子どもも同じだと思います。特に小さい子は。
私は毎日、馬に、動物や子どもが持つマインドを取り戻す練習をさせられていますが
そのマインドの一つの練習は、例えば日の丸の国旗を見た時に出てくる、思惑を消すというようなものです。
もしくは、最初から何の思惑も心に沸き立たせず、見た物や事実をそのままで受け入れるという感じです。
思惑とは、たとえそれが良い思惑であっても、悪い思惑であっても消します。
ちなみに自分で勝手に持っている、何が良くて何が悪いというジャッジメントも思惑なので
すごく良いと思っているものでも消します。
毎日、草原で、馬に近づいて行く時に、私は自分の思惑を捨てて
自然の中にある草木になったつもりになって、馬たちの方に歩いていきます。
マタギの木化けというのも、こういうことなのでしょうか・・?
そして、一定の距離を馬との間に空けて、頭の中から自分の思惑を捨てて立っていると
数十メートル離れた所から、馬の方からスタスタスタと歩いてきてくれます。
昨日、サニーは走って来てくれたのでうれしかった。
でも、人間の子にするみたいに、「おー、よしよし、かわいいかわいい」とは撫でませんでした。
人間のコミュニケーションを彼らに押し付けていては、学べることが少なくなってしまいます。
自らが彼らの世界に入って行き、馬のコミュニケーションを学ばせてもらっている、私が生徒です。
デロデロ撫でたり、甘い言葉をかけるのは、あくまでも私の自己満足であって(よくやってますが 笑)
馬は決して「かわいいかわいい」と言われても、うれしいワケではないと思うのです。
ま、その「かわいい」という言葉が出る時の、エネルギー自体は気持ちいいかもしれませんが・・
馬に通じ易いのは、人間の言葉ではなく、自分の体から出るエネルギーです。
私はまずはそれを自覚し、次の段階としてコントロールできるよう練習しているのですが
馬は人間にエネルギーの使い方を教えてくれる、本当に素晴らしい先生です。
うちには犬が3匹いますが、犬より馬の方が先生としては優秀です。
狩猟される側、食べられる側の動物にしかないセンスが
馬にはあっても、犬にはない・・・からでしょうか。
サニーが前に来ると、自分の体の周りにあるエネルギーのバブルの中に
彼を招き入れるというような感じで、私はサニーの前にただ立ちます。
その後、くるっと背中を向けて背中の方から、(ついておいで)と頭の中で声をかけると
サニーはスタスタと後をついて歩いてきてくれます。
面白いのですが、この時頭の中で(ついて来ないで、そこに立ってて)と
心の声でサニーに伝えて、くるっと背中を向けると、サニーは立ったままついて来ません。
心の声、頭の中の思惑、自分の思考・・・これらは自分から放たれているエネルギーであり
それがボディー・ランゲージとなって、馬に伝わります。
馬は繊細に、【思考=エネルギー=ボディー・ランゲージ】を感じることができるのですね。
人間でもその感度が鋭い人はいると思います。
自分から放たれるエネルギーを思考によってコントロールする練習をすると
他人から放たれているエネルギーにも敏感になってくるようです。
お互いに見つめ合い相手の氣を読み、戦わずに「お主やるな」と判断できるサムライなどは
馬と接したら、すぐにコミュニケーションできるようになるでしょうね。
人のことを繊細に理解できるようになりたいと思ったら
まずは、自分の心・思考に繊細なることが先決、ということでしょうか。
自分の心の状態に鈍感なのに、人のことは分からないと思います。
でも、私はこうして毎日のように練習しているのですが
にも関わらず、自分の心の状態に気づけないことがあると、年中馬に教えてもらっています。
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うわー!
>ちなみに自分で勝手に持っている、何が良くて何が悪いというジャッジメントも思惑なので
>
>すごく良いと思っているものでも消します。
(・ロ・)!!!!!!!!!
あ、あいた口が塞がらなくなりました・・
確かにそうだ。思えば、人とケンカしちゃうときとかって、前提に、
「ぜったいこうした方がいい!」とか、「こっちのが楽しそうじゃん!」
とか、自分が持ってる時でした。ばりばり色メガネだ(@_@;)
っていうかこんな風に、人の話から、自分の中の思い出を連想する事自体も、
「(マミ~さんの話を)そのまま見てない」の、か・・・!?ガガーン!
ちなみに日の丸見たとき、「あ、これ見て何を連想するかというのを試すのね」
という連想をしました。これもまた、色メガネ・・・いや~ん(爆)
いつも新鮮な発見を与えてくださって、ありがとうございます^^
投稿情報: ひなた | 2009/11/26 10:27
ひなたちゃん
人と争いごとになる時って、そういうこと多いですよね。
しかも、家族との争いだと、それが更に過激になる・・・
他人だったら、相手の見方もあるって思えるけど
家族だと、なんで私の見方と同じじゃないの~~!?って。
あ、これ、私のことです。おととい息子とケンカしたばかりなので。(笑)
しかし、日の丸の画像とタイトルで、私の意図をそのまま想像されてしまったとは・・・
お主やるな。
投稿情報: マミ~ | 2009/11/26 14:06