あれから毎日ペッパーをトレーニングしています。馬に教える時に、イライラしたり怒ったり感情的になる人が多いようですが、叱ったり、おしおきしても、馬は学ぶものではないので、感情的になって叱っても無駄です。思うに、感情的になるのは、自分の中で(こういう風に分かるべきだ)というものがある故に、その期待が外れると怒ってしまうのだと思います。子どもに教える時もそうだと思うのですが、自分自身の期待というエゴが問題なので、それを消すだけでイライラしなくなったりすると思います。*本気で叱ることも時には必要ですが・・
私が馬に接する時は、頭の中に映像で、こういう風になったらいいなと思うことをビジュアライズしていますが、実際にトレーニングする時には、今、馬が分かっている位置から、一歩だけ進歩すればいいと考えていて、ビジュアルしていることにはこだわらず、頭を白紙にしてやっています。
(こうすべき)という期待があると、(なんで理解できないんだ?)という気持ちが沸いてきます。でも、それったらかなり横暴ですよね。大人同士の関係でもありませんか?自分がちゃんと説明できてないことを棚にあげて、なんで解ってくれないんだ?って怒る人。「お前なら分かってくれると思ったのに、期待外れだな」とか、「言わなくても分かるだろう」とか・・ああ、例文を考えるだけでムカついてきました。こういう横暴な態度には、私はがまんができません。何様だと思ってんだおんどりゃ~~と言いたくなります。あ、失礼。つい取り乱してしまいまふた。
ずっと昔、一緒に仕事をしていた日本人男性のことを思い出します。その人はとても無口。そして、仕事という具体的にこなさなくてはいけないことに、言わなくても察して欲しいと思っていました。そんなアホな!そういう人に私は言いたい。「あのさ、あなたが何考えているのかなんて、誰も興味ないんだから。必要なことはちゃんと説明してくれないと分からないのよ。しかも上手に説明してくれないと分からないのよ!」と。
馬が学べない時、私は馬ではなく、自分の教え方のどこがいけなかったのか、その場で考えるのですが、伝え方が悪ければ学べなくて当然だと思うのです。しかし、教える者が努力をせずに、(なんで解ってくれないんんだ)といきなり叱られてたら、馬はたまりません。ある意味虐待とも言える。見ていると頭をあまり使わない人たちに、自分のやり方を客観的に見ることができず、馬を叩いたりしている人が多いような気がします。時々、馬にやたらに怒鳴ったりする人を見かけますが、(あのお、怒鳴っても馬には怒鳴られていることが怖いということしか、伝わらないと思うんですけどお・・)と心の中で思いつつ、もちろん黙っております。じゃないとこっちまで怒鳴られそうで・・。
とにかく無駄に怒ったり、無駄に叱ったりしないでちょうだい、もうっ~!と見えない相手に向かって、妄想の中で怒っております、私。
では妄想から現実に戻って・・・
昨日、チルドレン大学のクリスマス・プレゼント企画のプレゼントを買いに行って来ました。
身体の名称ポスター 2枚
トナカイの銅製クッキーカッター
冷蔵庫に貼れるマグネット単語
分数のエジュケーショナルマテリアル
空きボトルで竜巻を作るキャップ
かわいいフリフリガラスのランプシェード
パンケーキミックス(OR クレープミックス)
※アンティークのトランクは写真撮影のためでプレゼントには含まれません
ラッキーな人はこんな物を貰えます。が、いつどこで、どう申し込むかなど、私は全然分かりません。英語本に登録している人には、連絡が行くんじゃないか?でも全員じゃないのかなあ。よく分かりません。そのうち英語本スタッフの石井さんかまなりんが、記事を書いてくれると思います。
ではでは、今日は久々に晴れ~~~。牧場に行ってきます。
P.S.
昨日のペッパーは丸柵の中でロープをつけずに、フリーランジをしました。これまでの調教のクセがあるので、最初戸惑っていて走りまくっていました。私は走りまくるペッパーを止めずに、走りたいなら気の済むまで走ればいいじゃん、と時々ロープをお尻の方に投げ、彼女が自分の選択で、私の側にいる方が安心で楽だ、ということが分かるまで待っていました。最後は手で招くと、ペッパーは私に近づくようになったので、昨日の調教はこれでよしとして、お終い。今日は何をしようかなあ・・
P.S.
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こんにちは 私はいつも貴女のブログを楽しく閲覧しています。 私はカナダのオンタリオ州で馬のレスキュウとリハビリの仕事をしています。 馬の調教は怒るな、気長に馬の気持ちと自分の気持ちを合わせるようにいつも努力していますが。噛まれたり 蹴られたりした時は怒りたくなります。 人間不信の馬のりハビリは大変な自分の気持ちとの戦いです。 馬が早く乗馬うまとして第二の出発してほしく毎日祈ています・
投稿情報: 安居 あきら | 2009/12/27 03:13
安居さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
レースから引退したり、虐待されてたり、人間を信頼できずに
蹴ったり噛んだりするようになってしまった馬たちの心をほぐしてあげるのは
やりがいがあると同時に、とても大変なお仕事なのでしょうね・・・
それが仕事とあっては、「この馬噛むから嫌いなので、この馬の手伝いはやめた」
とは言えないし、かといって危険はつきものでしょうし・・・
私自身は、ビクビクしている馬は得意かもしれませんが、支配的で凶暴な馬は
多分、上手く扱えないと思います。彼ら以上に氣を上げるのが難しいです。
そういう馬は男の人の方が扱うのが向いているのでしょうか?
これからビデオを挿入していくつもりです。
どうぞ、また遊びにきてくださいね。
投稿情報: マミ~ | 2009/12/29 14:13