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子育て中の方は、是非、こちらを読んでみてね
学力は全米トップ0.1%の子とは、実はこんな息子でした・・・
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うちの子になったゼファラス君ですが、少なくても始めの一週間は他の馬たちと隔離するよう、トレーナーのトレバーから指示されました。「ラウンドペンできちんと調教し、キミが彼の保護者(リーダー)であると、ハッキリと分からせた上で自由にさせてあげないと、サニーがリーダーになってしまって、ゼファラスを放し飼いにしたらつかまえられなくなっちゃうよ」ということでした。でも私はそのアドバイスをすっかり無視してしまいまふた。3日くらいはラウンドペンに入れてましたが、大丈夫だと思って、ゼファラスを他の馬たちと一緒にしたんです。
去年、サニーとルナを初めて引き合わせた時、やはり始めは2頭を別々にし、少しずつ紹介して、お互いに慣れたところで、一緒のパスチャーに入れることを周りの人たちからアドバイスされました。そして、サニーを引き馬し、彼らをフェンスごしに初対面させたのですが、その時の様子を見て、(あ、大丈夫。今すぐに一緒にしても絶対に大丈夫)と感じて、彼らを一緒にしました。そしたら大丈夫だった。なんの問題もなく、彼らは仲良くなれました。サニーの方がボスになって、ルナが一歩さがる関係になると、彼らのことを見て直感でそう思ったのです。
ゼファラスのことも、ラウンドペンから出しても、私がつかまえられないということはないという、(絶対に大丈夫)という感覚がありました。ゼファラスは実際、広い所で私がつかつか歩いて近づいても、全然逃げません。逆に、ウンチ掃除とかしていると、フォークのハンドルのところを口でくわえて(箒の枝のようなものね)遊んだりして、(おいおい、こっちにこないで、向こうで一人で遊んでなさい)という感じです。でも、手でさがるように指示すると、ちゃんと後ろに下がります。
ゼファラスに私についてくることをどうやって教えたかと言うと、最初にゼファラスを外に出した後、しばらくゼファラスをつかまえようとはしませんでした。その代わり、サニーとルナを私の後ろに歩かせました。ゼファラスのリーダーはサニーです。そのサニーが、私には従ってついてきます。その関係をゼファラスの前で何回か見せました。ゼファラスにした調教はそれだけでした。そしてあの子は、始めから私についてきました。ゼファラスには何の調教もしていないのに!子どもを教えたり、馬を調教する時に、相手の様子をよく見て、相手に合わせて、ちょっと従来のやり方を変えてやってみると、いとも簡単に教えることができたりします。これったら、面白くてたまりません。
トレバーは素晴らしいホースマンです。でも私は時々、彼の言う通りにやらないで、自分の思ったように調教しています。今回、ラウンドペンでバシバシと調教しなくても、自然にゼファラスは私がリーダーだと理解しました。このように、できることなら、なるべく自然に教えたい。(この人と一緒に居たら楽しい)とか、(この人についていけば安心)だと感じ、馬が自ら選択してついてきてくれる、私はそんな馬のリーダーになりたいのです。以前サニーに、私が後ろから指示して、彼を前に歩かせること(ドライブ)を教える時、トレバーは結構ビシビシと調教したのですが、サニーはすぐには覚えませんでした。そして、それが私の宿題となりました。トレバーに教えてもらった方法で、サニーをドライブすることを、次回までにマスターしておくように、、と。
しかし、もっと自然な方が分かり易いんじゃないかと思って、やり方を変えてみました。サニーに青々とした草を食べさせてあげで、その後、顔を上げさせ、私が後ろから指示して、また別の青々とした草が生えているところに、連れていくことを繰り返したのです。これで、後ろから(あっちに行こうよ。あっちに行けば美味しい草があるよ)と、私に言われた通りにすれば、楽しい所に連れてってくれると、サニーには記憶されました。そしたらいとも簡単に、何もビシビシ教えこまなくても、ロープをちょっと上げて、(あっちに行ってみる?)と示唆すると、(ほーい。ついてきまーす)という感じて、何の抵抗もなくスタスタ歩くようになりました。トレバーのやり方だと、サニーは調教された通りにやることはやりますが、ちと怖がってました。
次にトレバーとのトレーニングの時、「練習した成果を見せてみなさい」と言われたので、サニーを後ろからドライブすると、トレバーは目を丸くしていました。そして、「どうやってここまで教えたんだ?」と聞かれたので、「ちょっとズルしたんだけど、サニーを草から草へ移動させてみたの。そしたらすぐにでできるようになった」と言いました。トレバーは一瞬黙って考えた後、「ま、それはそれでありか・・」と認めてくれました。
<<サニーをドライブして、草を食べていいとOKした時に、草を食べさせています。
もし草を食べたい放題にしたら、この子は自分のやりた放題になっちゃうので・・・>>
人が学ぶ時も同じじゃないかしら?「こんなことしちゃダメ、あんなことしちゃダメ」、または「そんなやり方したら、こういう失敗、ああいう失敗をするからやめなさい」と言われて、人ってもっと教えてもらいたいと思うでしょうか?人を動かそうと思ったら、ネガティブにマイナスなところを挙げて指導しても、なかなか上手くいかないかもしれませんね。でも、(あなたがやろうがやらまいが、私はこんな楽しいことをしているのよ。フフ、フンフ~ン♪)と、何か楽しそうにやっている人がいたら、(なぬなぬ、私にもやらせて)ってなりません?ダメって禁止するのではなく、やりたくなるようにちょっと知恵を使って、策略を練るのは悪いアイデアではないと思います。
但し私の中で例外があって・・・トレバーなのですが、彼が持っている馬の調教の知識や感覚は、一対一で師匠と弟子のような感じで教わらないと、絶対に学ぶことができません。実際に彼は数人にしか教えていません。私を彼の生徒として受け入れてくれるかどうか決めるのも、面接みたいに、何時間も話しをしてから、やっと「よし、そこまで本気なら教えてやる」と、取ってくれました。彼には、(三つ指ついてまでも、どうしても学ばせてください)という技があります。技というか魂というか。このような場合は、楽しく学ばせてくれなくてもいいんです。罵倒されてでもついていきます。というか、本当に罵倒しやがるんだトレバーは。でも、私はひるみません。 小さい頃からビート板で叩かれて水泳やってたり、中学生の時に体育大学で大学生にいじめられながら、コーチに罵倒されながら運動していたので。
だけど普通の人なら、トレバーに教わったら一日で泣いて辞めると思うわ。
まあ、そういう例外もありますが、普通は楽しく教えないと、大人も子どもも嫌になっちゃうんじゃないでしょうかねえ。でも楽しいということは、決して楽ということじゃなくて、適当なチャレンジを与えて、少しずつクリアーすることで、自信を与えてあげつつ、ということだと思います。
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素晴らしい調教!
マミ~の感性は素晴らしいです。
なぜかしら涙腺がゆるみます。
投稿情報: おうちへ帰ろう | 2010/02/09 12:23
おうちへ帰ろうさん
こんにちは。
最近、どうしてます?
なにか、泣けていただいたようで感激です。
でも、うちのゼファラス君を見たら、笑っていただけると思います。
この子ね、すっごい面白い馬なんです。まるで馬じゃないみたい。
なので、なんかいずれ彼の上に乗る、っていうことが想像できないんです。
投稿情報: マミ~ | 2010/02/09 13:56