マーク・ライアンのところで馬修行した話はまだ続きますが、テキサスに帰ってから、リアルに色々な事が起こっている&やっているので、今回は今日やってきたことについてお話します。
今日は、Team Sortingと言われる牛の仕分け競技に行きました。なーんて聞いても、何?って思いますよね。私も今日行くまでそう思っていました。なので、分かり易いようにYouTubeでビデオを探しましたので貼り付けます。
今日のイベントはこんな盛況なものではなく、もっとこじんまりとしていましたが、アリーナがビデオより数倍広かったので大変でした。私は、これを見に行ったのではなくて、参加者の一人でした。馬は虐待トラウマが抜けない私の馬のサニーではなく、お友達の馬を貸してもらいました。ものすごくいい馬で、乗ってて何の心配もしなくていい馬でした。(そっかあ、虐待されてなかった馬ってこういうものなのかあ)、と改めてシミジミと感じました。ちなみに、馬さえ良ければ、このくらいのことはそれほど難しいことではありません。落ちないように乗ってりゃいいだけです。
最近のことですが、ネブラスカからテキサスに帰って来た後、乗馬ではなく調教を教わっているトレーナーがいるのですが、その方からサニーを買いたいと申し出されました。それでここ数日、いや、今もってずっと悩んでいる状態でございます。
今日、お友達の馬に乗って、つくづく思ったのは、虐待されてない馬って(悪いことが起こるはず)と想像していないのでフガフガしていません。その反対にサニーは(悪いことが起こるはず)といつも思っているので、常にフガフガしていて、乗っている私は怖くてたまらない状態です。これはライダーの乗り方の問題とかではなく、マーク・ライアンが乗った時でも、サニーは同じようにフガフガしていました。
でも、サニーはうちの家族なんですよねえ・・・だけども、心配しないで馬に乗れるというのは、どんなに楽なことなのか体験してしまうと、(ああ、トレーナーにサニーを譲ってしまおうか・・)という気持ちになって、心が揺れ動いております。
トレーナのウィルからサニーが欲しいと言われた日は、実は私は一晩、本当に朝まで寝れませんでした。でも朝からトレーニングだったので、目をギンギラさえて牧場に出かけました。頭で論理的に考えると、サニーにとってもウィルの馬になった方が、彼が活かされていいのではないかと思っているのですが、サニーを手放すことを考えると、生理的に身体的に、本当に胸の辺りがギュウギュウと締め付けられるように、圧迫感を感じています。
牛の仕分け競技はすごく面白かったです。至って普通に馬に乗ることができると・・・つまり、クレージーじゃなくて、至って普通のメンタルの馬だと、こんな楽しいことも一緒にできるのですね。でもサニーの場合は、ウィルでもこのよな競技にサニーを出したら、事故になると言っていました。
ま、そんな馬を初心者の私が調教してきてたのだと、最近やっと現実を思い知らされました。その現実とは、「サニーがもし人間だったら、長いことカウンセラーにセラビーを受けなきゃ、普通に生きていけない人と同じ」ということです。数日前にウィルがサニーを調教した後、彼からそう言われました。
しかしなぜ、ウィルがサニーを欲しがっているのか?ウィルによれば、サニーの心がいいからということと、そして今日ウィルの年老いた馬を見てやっと納得したのですが、サニーにそっくりなんです。ウィル曰く、その馬も虐待されてた馬で、彼が一から調教したそうです。彼ならそれができるという自信があるのですね。
さて、ただ今、うちの馬たちはラスティーの牧場に調教のため滞在しています。競技はラスティーの牧場で行われていたので、それが終わった後、私は彼らにちょこっとおやつをあげに行きました。サニーを譲ってしまおうか考えているだけで、なんというか・・罪悪感を感じてしまって、ついおやつをあげてしまいました。いつもは普通の食べ物以外は与えないのですが。
でも、馬には私が考えていることなど、きっと知る由もないのでしょうね。
(続く)
ポチっと一回よろしくです

差し出がましいのですが言わせて下さい。
サニーを譲ってはいけません。
馬に乗って何をするか、例えば障害を飛ぶとかエンデュランスをやるとか、そんな目的があるわけではなくただ馬と一緒にいるのが目的だとマミーさんは書いておられましたね。私はその言葉に感動しました。馬を支配するという考えから自由だからです。
家族だったら、仮に能力や性格に問題があっても他人に ”ゆずる” ことなど考えないはず。問題児でも一緒にいてあげて下さい。全米トップ0.1%じゃなくてもいいではありませんか。出来の悪い子ほど可愛いとも言うでしょう(笑)
投稿情報: 阿蘇 | 2010/06/18 16:57
マミー様
こんばんは。以前mixiの日記にコメントさせていただいたことがありますがこちらでは初めてかな?(HNは違います)
阿蘇さんのコメントはかなり上から目線な物言いのように感じました。
まさに「差し出がましい」ですね。^^;
トレーナーさんの愛馬は年老いていて、後継馬が欲しいと思っていたところに、愛馬にそっくりなサニーに出会った。きっと、「これは!」と思われたでしょうね。
いくら問題児であっても可愛い我が子のサニーを手放すことは、本当に苦しいことだと思います。マミーさんは普通の馬に乗ることが楽しいと感じて心が揺れ動いた。これも良くわかります。
いくら可愛い愛馬でもいつも危険と隣り合わせというのは・・・年齢的にも落馬はさけたいですものね。(私も同年齢です)
私の愛馬(4年前に亡くなりましたが)はナビキュラー症候群で、ビッコになったりよくなったりの繰り返しでした。その原因がわからない時から、いろんな人に馬を替えろといわれてきましたが、私は乗ることはそれほど重要なことではなかったので、全く考えもしませんでした。
でも、マミーさんはサニーをペットではなく乗用馬として考えておられるんですよね?
だとしたら、サニーはそのトレーナ氏に譲られてもいいのではないかと思います。
老いた愛馬もサニーと同じような過去の馬だというのも、何かの縁なのではないかと思えるのです。きっと、トレーナー氏はサニーを大切にしてくれるような気がしますし、調教のプロというのもサニーにとっても良いことなのかもと思えるからです。
まぁ、他人がとやかく言ってみたところで決めるのはマミーさん自身ですが、賛成と反対と両方の意見があるということですね。惑わせちゃったらごめんなさい。お節介なもので(*^_^*)
投稿情報: plummama | 2010/06/18 20:25