-------------------------------------------------------------------------------------------------------
馬と人間のコミュニケーションの世界をより良きものにするために
馬との関わり方など、テキサスから真摯に想いをシェアするべく書いて行きます。
応援クリックよろしくお願いいたします!
にほんブログ村
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
私は最近アリーナを独り占めして自馬に乗り、クールダウンする時はアリーナから出て、芝生の上を馬に乗って歩きながら、池の周りを歩いています。静粛な木々に囲まれ、池に注がれる井戸の水の音が聞こえる中、車の音などの騒音は全くなく、ここはまるで生きながらにして天国よう。
そんな時、稀にですが、口笛を吹くと他の馬たちがサニーと私の後をゾロゾロとついてきます。そうなるともう、動物の世界に足を踏み入れることができたような、日常生活を完全に忘れられる、現実でありながら夢のような世界にワープすることができます。
週一回は、ドレサージのトレーナーで世界のトップ15に入ると言われているトレーナーが、我が家に来てくれてサニーに乗ってくれます。サニーのトレーニングがあと数回で終わったら、私のライディングのレッスンに入ります。価格は普通のトレーナーと変わりません。多分、日本で一回レッスン受けるくらいの値段でしょう。
しかし、このような馬生活をしていてどうしても頭から離れないのが、自分一人でこんな環境を享受していていいのか?という、この恵まれた環境を両手放しに喜べていない、なんだか後ろめたいプチ鉛状態になっている、ちょっとだけ重い罪悪感です。
でも、この今の私の生活は誰に与えてもらったワケじゃない。スーツケース一つで友人をつてにアメリカに一人で来て、お金も家族も教育もなしというところから、色々なことを一人でやってきて今に至るし、夫とは常に二人三脚で大喧嘩もしながら、20年以上結婚生活を続けていますが、結婚した夫は私より貧乏な詩人だったので、男に食わせてもらってきたワケでもない。
私はこれまでずっと好きなことをしてきたとしか自分では思えないので、見方によれば苦労や辛いこともあったのかもしれませんが、というか、人によっては私がしてきた苦労に耐え切れない人もいるに違いありませんが、自分では過去のことは、全て在るべき事だったと感謝しています。
これまで色々な人たちに迷惑もかけ、人に助けてもらい色々な場面で庇護を受け、チャンスや機会に恵まれました。だけど、誰か特定の人に助けてもらって今があるワケじゃないので、直接お返しできる人はいないのです。もちろん家族には感謝。そして、今の私がいるということは、直接の先祖である両親、そしてそのまた両親と、自分のルーツに感謝。でもって明るい太陽の下、両手を広げて天に叫びたい、サンキューって。だけど、直接お返しできる人がいる訳じゃないので、この後ろめたいという気持ちをどうしたらいいのかなあって、思っている今日この頃。
ただ、今の生活には感謝できますが、これがなくなっても、きっと私は同じ幸福感を持って生きていられると思います。というか、素晴らしい環境で生きているのに、不平不満ばかりの人もいるだろうし、どんな環境にいても幸せになれない人もいると思います。なんていうのか、自分を取り巻く物事が幸福感を作るものじゃないんですよね。
あと、全てはなんと言いましょうか、演劇でセットされた舞台のようなものです。今の私はこの舞台に立っていますが、舞台が変われば演じる役割が変わるだけで、まとう衣装も変化しますが、衣装の中身の私自身はいつも同じ。
だけど、今立っている舞台では余力がある。お金はないけど心にはゆとりを持っていられる。なので思います。天の神さまでも仏さまでも宇宙人でもなんでもいいのですが、どうぞ私をお使いくださいと。
そこで自分が使えるエネルギーをお金に喩えてみると、やはりエネルギーは賢く使わねばいけない。せっかくいただいている財(エネルギーのこと)をただ散財したんじゃ、罰が当たります。だけど、何をしたらいいのかは、頭で考えてもきっとダメなんだろうな。気の赴くままに、足の向くままに、風の吹く方向に、背中が押されるままに、やるべきことをやっていこう。常に心の中に、どうぞ私をお使いくださいという願いを持って。
さあ、こんな寝ぼけたことばかり言ってないで、溜まっている仕事しなきゃ。ぼやぼやしてたら英語本のスタッフにそのうち叱られるという現実がありましたデス。テヘヘ こんなことやってられるかーっ?と思える、掃除洗濯もしなきゃいけないし、今日は新馬調教にラスティーの牧場に、2歳半の子に乗りに行くし。寝ぼけてないで地に足を下ろすんだ、ワタシ。
クリック一回よろしくお願いいたします
にほんブログ村
素敵な考えを持っていらっしゃいますね
私もそうでありたいです
つい先日、私も「幸せってこういうことなのか!」
って思えることがありました
お金でもなく、物でもなく、何というか、
心の中が満たされた感覚ですね
そこにいること自体が、幸せ~~って感じ
できればマミ~さんのように、動物の世界に入り込む
体験をしてみたいのですが、まだチャンスがありませんね
でも、今は、クラブに毎日通って馬とともに過ごすそのわずかな時間が
私にとってはとても幸せな時間だな~と思います
動物が好きなのに、動物にかかわる仕事に恵まれなかった
けれど、今までがあるから、今があるんだと思います
これも運命の導きなのか!?
マミ~さん、罪悪感なんて、感じなくていいですよ
きっとその幸せな気持ちを持つことが、周りを幸せにしますよ
私も、「人生を楽しみなさい。そうすることで周りの人を
幸せにすることができる」と言われたことがあります
だから、今の恵まれた時間を楽しみたいと思います
限りある人生、お互いいい経験をしたいですね
素敵なお話を、ありがとうございました
投稿情報: 木苺 | 2010/11/01 05:13
木苺さん
こんにちは。
いえいえ、書いたり言ったりするだけなら簡単ですから。(爆)
私の場合は、幸せの提議とは・・・・
不幸せじゃないこと。
なので、結構、いつでも幸せだと思っています。ぷぷ
>私も、「人生を楽しみなさい。そうすることで周りの人を
幸せにすることができる」と言われたことがあります
確かにそうですね。自分が不幸なのに、人を幸せにしてあげるなんて無理。
っていうか、自分が幸せでも人を幸せにしてあげるのは無理かも。
コントロールできるのは自分だけ。
いや、時々自分をもコントロールできないことがある・・・
お互い、いつ死んでもいいように生きましょうね~♪
投稿情報: マミ~ | 2010/11/01 10:22