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馬と人間のコミュニケーションの世界をより良きものにするために
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イスラム神秘教のスーフィーの哲学者で詩人のルーミーを取って、女の子なんだけどRumiと名づけた馬がいます。ただ今2歳。最近、ロニーが救った3頭の馬のうちの一頭で、一番痩せてて小っこいので貰い手がいなく、ロニーが調教している時間がないため、うちでしばし預からせてもらうことになりました。
これら3頭は、放牧地で放し飼いになっていて、餌もあまり与えられていなかったそう。なのでロニーが救ってあげた時は、3頭とももっと痩せていました。その中でも他の2頭に押され気味で、あまり餌にありつけないのがRumi。でもって、一番警戒心が強いのもRumi。うちに連れてくる時も、なかなか捕まりませんでした。
角に追いつめてやっと捕まりました。ロニーはローパーなので、ロープをぐるぐる回してひょいと馬を捕まえることはできたのですが、それをやったらこの子がますます人間を怖がるようになるので、ロニーは慎重に優しく優しく接していました。問題は、その時いかに早く捕まえるかではなく(結果)、その後のための経過が大事なのでしょうね。
うちに連れて行くので、トレーラーに乗せます。ロニーは、どういう状況でも何事もなかったかのように、平然としていなさいって言っています。このチビちゃんにとっては、きっととても怖い事。もし人間がドキドキしてたら、もっと怖がっちゃいますよね。
我が家に到着。トレーラーから下ろします。段が高いのでちょっと躊躇していますが、無事降りてくれて、うちの馬たちと初対面。ビデオの光がちょうど、過去から現在に移り変わったかのように、新しい環境への入り口のように撮れていました。
あれだけ人間に触られるのを怖がっていたので、どうなるのかなあ?と思っていたら、なんてこたない、スルリと人間に慣れてくれました。小さい子は馬でも飲み込みが早いのでしょうか。
うちの馬たちが寄ってきた、寄ってきた。でも、このチビちゃんはなかなか気が強そうで面白いです。
※日本語で喋っている声の主は、うちに3ヶ月滞在して馬三昧するトム。
さて、なぜ『残り馬には福がある』という題にしたかと言うと、実はこのチビちゃんが、めちゃ頭のいい馬だったのでした。ところで、家に連れてこなかったもう2頭は、既に買い手がついていて、ロニーが調教後、新しいオーナーとなる人が迎えに来ることになっています。
でも、Rumiは100ドルでも買い手がいなかったんです。ところがところが、ロニーは2頭買った人に言ったらしいんですよ。「この子が一番将来性があるよ」って。だけど、買い手はRumiが小さかったので買わなかったらしいです。
実は、私はこの子たち3頭を初めて見た時、Rumiを見てピピって思ったものがありました。目が合っちゃったっていう感じですが。なので、その後、ロニーにしつこく言ってたんです。「あの子の面倒見させて」って。他の2頭には申し訳ないのですが、彼らは私には普通に(馬がいるんだな)っていう風に、特に心を惹かれなかったのですが、Rumiにはなぜか気を惹かれるものがあったのでした。
さて、このRumiちゃん、これからどうなるのでしょう。ちなみに、黒チビちゃんは明日カレンがお迎えに来ます。黒チビちゃんはとてもいい子になったので、本当に良かったです。体も前に比べたら随分と大きくなってきています。
P.S.
黒チビちゃんはコチラにもいます
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