-------------------------------------------------------------------------------------------------------
馬と人間のコミュニケーションの世界をより良きものにするために
馬との関わり方など、テキサスから真摯に想いをシェアするべく書いて行きます。
応援クリックしてくれる?
にほんブログ村
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
今日載せるビデオは、Rumi(ルーミー)をうちに連れてきてから、彼女に4回目か5回目に接した時です。初めてRumiが家に来た時は、先日日記に載せた様子でした。その後、少しずつ慣らして・・・と言っても、この子が慣れたのはとても早かったです。黒チビちゃんもすごく優しくおとなしい子になりましたが、Rumiちゃんは更に短時間でおとなしいいい子になっていました。もしかしたら、私自身が若い馬ちゃんたちを扱うのに慣れたということでもあるかもしれません。が、しかし、Rumiちゃんは賢い。
人間に乱暴に扱われたり、扱い方を知らない人に、悪い癖の擦り込みをされてしまった問題馬たち(本当は馬が問題なんじゃなくて、人間が問題なんだけど)よりも、若くて人の手が入っていない馬ちゃんたちは、扱うのがとても楽です。巻き戻して擦り込みされた悪い記憶を良い経験へと変換する時間がかからないから。
ロニーはこう言っていました。「これは俺の経験でしかなくて、本には書いてないかもしれないけど、乗られる前後の2週間くらいの間の調教が、馬の一生をほぼ決めてしまうんだよ。」と。
さて、Rumiちゃんは貰い手がなくて、しかも他の子たちに食べ物を取られてしまっていたので、あまり食べることができず、ビデオに写っている時はまだ痩せています。最近では、お腹だけ大きくなってきたので、2回虫下しはしたのですが、きっと強力な虫がまた蔓延ってきたに違いないということで、パワーパックを5日間続けて虫下しすることに。回虫がいなくなったらお腹がスッキリして、一時痩せてみえるようになると思いますが、その後はちゃんと育っていくことと思います。黒チビちゃんも同じ経過を過ごしています。
黒チビちゃんのオーナーのカレンと昨日話ししたら、黒チビちゃんを彼女のところに連れて行った後、なんと更に1インチほど背が高くなったそうです。1インチって2.5センチ。馬って育つ時にはたけのこのように大きくなるんですね。だけど、カレンが黒チビちゃんを初めて見た時には、「この子小さすぎるから・・・」って言ってたんです。獣医さんも、「この子はもう2歳半だよね。うーん、きっと小さいままだろうな。」って。
でも私はそうは思わなかったんです。なぜかと言うと、頭の中にビジュアルなイメージが浮かんできたから。そのイメージでは、彼女の痩せて小さい当時のプロフィールと、将来、大きくきれいになった黒チビちゃんのプロフィールが、透けて見える写真のように重ね合わさっていて、そのイメージでは黒チビちゃんは将来、黒”チビ”ちゃんじゃなくて、黒ちゃんになっていました。サイズ的には普通のクオーターホース。でも真っ黒な馬だから綺麗になるよ~。
Rumiの場合は、私の想像では、将来は背は高くはならないけど、適度にがっしりした、牛を扱うのに適した馬になると思っています。他の2頭は買ったけど貧弱なRumiを見て、たったの$100ドルでも買わなかった人が、将来のRumiを見たら、(くそー、あの時この馬も買っておけばよかった)と思うに違いない。むふふふ、よーし、Rumiちゃんがいい馬になるように育てるぞー。って、Rumiはロニーの馬なんですけど。でもロニー、ぜんぜん迎えにこないんですけど・・・どうするんだろ・・・
さて、下のビデオでは遊びながら(私が)、Rumiちゃんのグランドワークやっています。こんなことやっているのが一番楽しいです。ジャンプの練習も楽しいけど、楽しさが違うなあ。馬に乗らずに一緒にただ歩くだけとか、結構そんなことが楽しかったりします。が、Rumiちゃんのようにグランドワークで、何でもスイスイやってくれると、これまた格別に楽しいです。
ちなみに、アリーナでこうやってグランドワークするのはこの時が初めて。一番最初からトムがビデオで撮っているので、その前に練習してたとかではなくて、本当にRumiちゃんは一発で何でもできました。ゼファラスも賢いのですが、Rumiちゃんの賢さとは何か違って、ゼファラスの方はADDの子みたいに、フォーカスや興味がコロコロ変わってしまいます。でもRumiちゃんはフォーカスできる時間が長いようです。
馬も人間の子どもみたいに、みんな特性があって、みんな違って、そしてその子その子に合った接し方を考えながら、感じながら付き合うというのは、人間の大人と一緒に飲み屋に行ったり、デパートに買い物に行ったりするよりもよっぽど楽しい。馬をやってしまうと、馬以外のことですごく楽しいと思えることがなくなっちゃって困っております。
どこに行っても早く家に帰りたい。馬たちがいるから。何をしていても馬のことばかり考えている。でもって、夫には「馬のことしか話することないの?」と言われること多々。この間は、彼はしまいには怒った顔をして、「今日はもう十分に馬のことは聞いたから、これ以上はやめてね。馬以外のことじゃなければ話はしないよ。」と言われてしまいました。夫婦関係を良好に保つには、夫にも馬キチになってもらうしかないかな・・・
クリック一回よろすくお願いしますだ
にほんブログ村
最近のコメント