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馬と人間のコミュニケーションの世界をより良きものにするために
馬との関わり方など、テキサスから真摯に想いをシェアするべく書いて行きます。
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初めてルーミーが跳び撥ねて人を落とした頃でさえ、彼女はグランドワークでは賢くおとなしく従順で、こちらが思った通りに4本の足を動かしてくれた。彼女は(2歩だけ前に来て)、(前足を動かさずに後ろ足だけを動かして)といった私の要望に、まるで心の中で思えば、その通りに動くと思えるくらい、最小限のボディー・ランゲージによる指示を理解できた。
馬は哺乳類の中で唯一、(他の馬の足を動かす馬)Vs.(他の馬に足を動かされる馬)という馬独特のダイナミクス(動力学)によって、群の中の上下関係を作るらしい。人間関係に於いても、動かす者と動かされる者とは分別できるかもしれない。ただ人間は馬のように、他者の足を動かすことで上下関係が決まるという、シンプルな掟によってではなく、策略や惑わしといった姑息な力、社会的な力、またはお金の力など、ドロドロした力を使って人を動かす、もしくは動かされていることもある。しかし、愛のあるリーダーシップで人を動かし、動かされるようになれば、世の人々のストレスは多大に解消されるかもしれない。とは言え、“愛のあるリーダーシップ”って一体なんなのだろう?壮大な疑問なので、これについては後から考えよう。
馬の話に戻るけど、もし馬たちの足を自由自在に動かすことができれば、理論的には自動的にリーダーシップを取ることができる・・はず。馬上で上手くそれができると、馬から下りた後でも、彼らは騎乗者の傍から離れず、ずっと後をついて来るという経験をした人は少なくないと思う。それはただ馬の上に乗っているだけでも、既に馬を支配している状態にプラスして、馬の足を動かすことで、動かす者と動かされる者の関係が、究極的にできあがっているからだと考える。逆を言えば馬から下りた時に、馬が自分の後をついて来ないのであれば、騎乗者がリーダーであると、馬に認められる乗り方をしていないのかもしれない。
グランドでは私はルーミーの足を動かし、それによって常歩、速足、駈足といったスピードをコントロールできていた。ロジックで考えれば、彼女は私がリーダーであることは学べてたことになる。それを見たら(グランドでそこまでできるのだから、もうこれは人を乗せる準備ができている)、きっと誰もがそう思ったに違いない。ただし、ルーミーには私以外の人間との関係がほとんどなかったという、大きな点を見過ごしていたことに、その時点では気づいていなかった。私という一人の人間を信頼しているイコール、他の人間をも信頼していた訳ではなかったのだ。
その頃、日本から馬をやりにテキサスの我が家に滞在していたトムは、ルーミーにたまに餌をあげる以外は、私の馬である彼女に、グランドワークなどの調教をして関係を築いてはいなかった。そして彼女との関係を作るための、プラスの点稼ぎとは逆にマイナス点となってしまった出来事が2度ほどあった。一つはルーミーがうちの子となるきっかけともなった、彼女の歯茎が腫れていた問題と関係している。
続く・・・しばらく続く・・・
P.S.
最後にブログを書いてから2ヶ月近くも経ってしまいましたが、私にとっては濃い2ヶ月でした。
これからちょくちょくブログを更新していきます。よろしくどうぞ。
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こんにちは〜Yukikoさん
ブログ楽しみにしてました。
特にルーミーがどう成長したのか、その経過が楽しみでした。
勝手に Yukikoさんを乗せて歩いているルーミーを妄想したり、
妄想だらけです。
これからも楽しく読ませて頂きます。よろぴくお願いします。
リツコ
投稿情報: Ritsuko | 2012/08/29 19:36
りつこさん
ありがと♪
これから一ヶ月はぼちぼち書いていきます。
一ヶ月でどのくらい書けるのかなあ。
一ヶ月で今のルーミーの現状までお知らせできるようがんばります。
ところで、荷物、もうすぐ着くそう。
ではっ!
投稿情報: Yukiko Lunday | 2012/08/30 03:45